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(日記)両刃カミソリと替刃のバランス

2024-04-19


 常用していたVOSKHODが長期間の在庫切れ、GilletteASTRAの生産国移転など、ロシア替刃の入手が不安定化してきています。今までロシア替刃に満足して他の国の替刃を試してみませんでしたが、最近は積極的にロシア以外の替刃を購入するようになりました。

 固定観念で中東地域の替刃はそんなに切れないと思っていましたが実はそんなことは全く無く、むしろ個性的な替刃が多いのでそれらを楽しむのが今の自分のブームとなってます。


safety razor blades
safety razor blades

両刃カミソリの攻撃性と替刃のバランス


 最近改めて感じることは、両刃カミソリの攻撃性によって替刃の性質がまるで変わると言うことです。


 例えば人気のあるMuhle R89や、Edwinjagger DE89などだけで替刃を判断するのは検証不足であるという点を再認識している今日この頃です。

 上記の2種類のモデルはウルトラマイルドヘッドというカテゴリに属する、エントリーユーザーに人気のあるモデルです。これらは出血のリスクが低く、比較的安全に扱えるとされている両刃カミソリですね。

 その反面、慣れてくるとヒゲの太い人、多い人には若干物足りなくなります。

 もう少し効率的にヒゲを剃ることができるように、ミディアムヘッドの両刃カミソリに好奇心が向く方もいるでしょう。それでも物足りずアグレッシブヘッドを求める方やスラントを求める人も一定数おられます。

 その場合、常用していた替刃もヘッドに合わせて再検討することになります。

 同じような切れ味の替刃を使用すると切れすぎてしまう場合があるからです。


世界中で発売されている替刃はマイルドヘッド向けの製品ばかりと言う訳ではありません。

 ミディアムヘッドを使用することで本来の長所が発揮される替刃も少なくないです。

満足できる調整式カミソリを手に入れたことで改めて見落としていた長所を再発見できた替刃もありました。

大したことないと思ってた替刃も「これはこれでアリかな?」と思える機会が少なくない頻度で起きています。



 


製品レビューは「話半分」くらいに参考にする


そこで思うのが、通販サイトで替刃にもレビューが付いてますが、これがアテになるのか?ということです。

 「◯◯という両刃カミソリを使用して風呂剃りで剃ってみたが、ダメだった」と書いてあればこのヘッドでは不適だったんだなとか、風呂剃りは向いてないなとかこちらも想像できますが、「血まみれになった、この替刃はダメです」と書いてあるだけでは、使用者の熟練が原因なのか道具が原因なのか特定出来ないです。

 「すごく切れます!」と書いてあってもアストラ程度なのか、フェザーより切れるのか?判断に迷います。


これはうにぞうの書いてる記事も含めて、このあたりもぼんやりと伝えることしか出来ないなと思います。話半分くらいに薄めて解釈しておいたほうがいいかも知れません


元々、うにぞうはヒゲは太めで白いものも入っているので一般的な基準より硬いと思います(白ヒゲは黒い毛の数倍硬いそうです)。ウルトラマイルドのヘッドでは余程シャープな替刃でないと上手く剃れません。

 なので、その辺りも考えながら記事にしてるつもりですが、細いヒゲの人と違いが出ていてもおかしくないと思います。


つまり何か言いたいのかと言うと、自分が持ってる両刃カミソリでガラッと替刃は印象が変わるので、レビューや評価を気にせず、ある程度は冒険してみるのも良いと言うことをお伝えしたかった訳です。

 「これ全く評判を聞かないけど大丈夫か?」なんて思って買った替刃が案外使える例は結構頻繁に起きます。

それと、生産国も気にしないほうが良いとも思います。

 自分が現在で気に入ってる替刃はパキスタン製(Treet DURA SHARP)です。その次に気にっているのはアメリカ製(PERSONNA Medical prep)でした。まだ色々試用中なので変わる可能性は大ですけど。


色々使えば使うほど、ロシア製に拘らなくて良いなという思いが強くなってます。


 

調整式両刃カミソリを持つことの意味


 余裕があれば、調整式両刃カミソリをひとつ持っておくことは有意義だと思います。なぜなら、色んな替刃を楽しめるようになるからです。

 最初の1本目、もしくは2本目を探してらっしゃる方は中国製以外の調整式両刃カミソリをオススメします。

調整式両刃カミソリは替刃の特徴を引き出すのに有用だと思うし、攻撃性の違うヘッドの両刃カミソリを複数本買うより安く上がるためです。

 中国製をオススメしないのは、攻撃性がミディアムハイから始まって、アグレッシブまでしか無いヘッドの製品とか使いにくかったり、精度が安定しないものが割と多いので調整式という構造にしては品質が良くないからです。

 まあこれは「好奇心の延長」の話ですので、もちろん今お持ちの両刃カミソリをとことん探求するのも楽しみ方のひとつであり、実用上1本でも問題なく使えると思います。


うにぞうが調整式両刃カミソリの良さを再認識したのはRockwell6Cです。

 以前はParker Variantを持ってた事があったのですが、攻撃性がミディアムあたりから始まるタイプだったのでそんなに便利だとは思わなかったんですよね。

 だからダメと言う結論にはならないし、単に使いこなせていなかったのかもしれません。

 



 調整式両刃カミソリの比較はいずれブログにするつもりですが、困ったことがあります。

 コレを買うと他の両刃カミソリを購入する必要性がグッと下がるんですよね。

 これでほぼどんな替刃でも剃れちゃう。

 でもブログ書こうとすると新しい両刃カミソリもネタにしないと内容が偏ってしまう。

 

 困ったものです。

 







 

 

 


 

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