LOAD社製、Shark Plutinumのレビュー、同じShark Superstainlessとの違いも比較します。
自分的にはShark Superstainlessよりプラチナコーティングされたこちらが気になっていたのですが違いを見る目的も兼ねてSuperstainlessを先にレビューしました。さて、本命の出来はいかがなものでしょうか?
Superstainlessと違い、こちらは5枚入りでプラスチックケース入です。廃棄刃を収納する差込口が背面に付いているタイプです。価格はrazor blde clubで157円、Superstainlessは149円です。いずれも5枚入り。
初日
雑さが全く無いとは言えませんがSuperstainlessよりは滑らかです。一般的な替え刃の傾向として、初日は切れ味が最も鋭く刃への刺激もキツイことを考えるとまあまあ少ないと言えるかも知れません。全く無いとは言えませんが。
目立った剃り残しも無いしキチンと剃れる刃ではないかと思います。剃っている時も素直に切れていたので、マイルド刃にしては問題無いかと思います。自分の使っている両刃カミソリホルダーはミューレR89やフェザーポピュラーよりも少しアグレッシブ寄りなので、R89ユーザーの方はひょっとして切れないと判断するかもしれません。自分のホルダーではちょうどいい塩梅です。最上の剃り心地とまでは言えませんが、実用的な感じはしました。
先日レビューしたSuperstainlessよりはこちらの方が好みですね。プラチナコーティングがどれだけ持続するか期待したいと思います。
後は回数ごとの印象がどれくらい変わるかと寿命が気になるところです。5日以上剃れるのならば実用的と判断できますが、Superstainlessは4日あたりが寿命だったので気になるところです。
2日目
前日のシェービング後は肌がヒリヒリ、火照りなどが長時間続くこと無く良好なシェービング結果でした。これくらいの仕上がりならば十分実用に足ると思います。
なので今回は専用のシェービングソープを使用した場合の肌への負担がどうなるか試してみることにしました。
使用アイテム:
holder: Gillette Superspeed
brush: DSC Synthetic 26mm
preshave-soap: Ach Brito Glyce Classic Scent Pre-Shave Soap, 165g
shaving-soap: Stirling Soap Co. Varen Shaving Soap, 5.8oz
after shave balm: Stirling Soap Co. Varen Aftershave Balm, 4oz
比較的入手しやすく、価格も手頃で高機能が売りのスターリング製のアーチザンソープを使用します。香りは芝生の香り+シトラスが主に香る製品です。日本の理髪店で使用するソープの香りとは全く系統が異なる香りなので、ショップの評価や使用されているアロマオイルの配合などを参考に一度は使ってみると良いと思います。 泡の厚みやシェービング後の保湿の加減が全く違うので、なぜ自分がわざわざレビューではこれらを通常使用しないかご理解いただけると思います。こういう高機能ソープを使用すると、ソープのサポートが優秀すぎて替刃自体の素の性質が解りにくくなるためです。
プレシェーブソープもMaggard Razorzで安価で売っているプレシェーブソープです。 プレシェーブはやらない人も多く見ますが、風呂剃り以外ではホットタオルで肌を蒸す場合であっても経験上、プレシェーブを行ったほうが経過は良いと思います。プレシェーブ剤にはヒゲを柔らかくしてその水分を逃さない性質と、抗炎症剤が入っていますのでシェービング後の不快感を無くします。また、潤滑性が高まるので刃が肌へひっかかり、損傷するのを減らす効果があります。 プレシェーブソープの使用法は洗顔後、ヒゲを剃る部分にこすりつけ、マッサージをした後2~3分放置してから軽くすすぎます。そしてその上からソープを塗りシェービングを行います。プレシェーブ剤は写真のようなソープの状態になっているものもありますし、プロラソのようにクリーム状になっているものや、オイルやジェルタイプになっているものなど様々あります。入手性が良いのはプロラソのクリーム製品だと思います。
シェービング後は同じくスターリング製の同じラインのアフターバームで保湿するという順序でいきます。
さてシェービングしてみました。
やはりプレシェーブを行うとぬるま湯だけでシェービングするのとは差が出るようで、ヒゲが柔らかくなっているため剃り残しが無いです。風呂剃りをしているのと近い感覚でシェービングできます。Shark Plutinumでも余裕の切れ味を見せました。今回自分が使ったプレシェーブソープは割りとクラッシックな部類に入る製品なので、プロラソあたりの最近の製品ではもっと効果が高いと思います。
ただやはりこれはSharkの特徴なのでしょうか雑さは感じました。
剃った直後は顔の火照りは若干感じましたし、Shark Super Stainlessに近い感覚となりました。
この刃ではGillette Plutinumで感じたような肌を空気に晒す心地よさを感じるまでの仕上がりとはなりませんでした。 自分としてはプレシェーブとアフターをきっちりやる前提なら使ってもいいかな?という感想です。ですが、定番レギュラーの替刃として手元に置くには「う~ん」というのが現時点の感想です。これで5日ほど使えたにしても終始感じられるシェービング後の肌がザラつく感じが気になってしまいます。
恐らく、マイルド刃を好む人はヒゲが柔らかい、若しくは肌が敏感な人じゃないかと思います。
どっちにしても肌に刺激が多いこの替刃は不適格なんじゃないかと思います。これならAstraあたりの切れ味が良い替刃で最小ストロークで仕上げてしまったほうがシェービング後の状態が良い気がします。
初期に雑な刃触りから始まって、後半に行くほど丸くなっていくというのは刃立てが甘いんじゃないかと思います。ストレートレザーを使用する方は剃る前に皮で刃を立てますが、あれを行うと肌の当たりが丸くなり、また切れ味が増します。両刃カミソリのブレードは工場出荷時にそれを行っていると思いますが、どうもこの工程が不足しているように感じられます。
ただ剃れ方だけを見ればそこそこ切れます。アフターシェーブローションに国産の物(アルコール入り)を使用しても平気な人はおそらく気にしないでしょう。そんな感覚がのこります。
気にしない人は気にしないのかも知れません。
それと価格とを比較してOKを出すかNGを出すかは人それぞれです。
まあでも、個人的にはもっと良いブレードがありそうな気がするのでしばらくはレビューの毎日かなと思います。
この刃についてはレビューを終わりますが、明朝肌の調子がとても良かった場合は追記しておきます。
傾向がShark Super Stainlessと同じなので切り上げたいと思います。
当初はもうちょっと期待はしていましたが「ふ~ん」というくらいで終わってしましました。
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