マイルド替え刃で人気のShark Super Stainlessをレビューしてみました
今回からはAmazon.jpでも入手可能なShark Super Stainlessのレビューです。
SharkブランドはLoadから発売されており原産国はエジプトです。割と手軽な価格もあってマイルド刃の中では人気です。自分も初心者の頃一度使ったことがありましたが、正直とりたてて記憶にないです。おそらくその頃は切れ味ばかりに目を向けていたのでマイルド刃には関心を示さなかったからだと思います。
ですので今回改めて試してみます。
holder: Gillette Superspeed
brush: Razorock Synthetic 24mm
soap: ロゼット洗顔フォーム
after-shave: 国産アロエ化粧水
レビュー初日
前回レビューしたGillette Plutinumのようなウルトラスムースさはありませんでした。加えてマイルド刃なので剃っている途中で抵抗もあり、ゾリゾリした感じがしました。でも剃り残しは無いですね。
ただ割りと肌への負担はかかっているようで、ヒリヒリ感は顔全体に残ってます。初日のGilleetePlutinumのような心地よい仕上がりとはなりませんでした。そんなにストロークを増やしたわけではないのでクロームコーティングしていない今回のハージョンだとこういう感じになるのかもしれません。後日、プラチナコーティングがしてあるShark Plutinumも入手していますのでそちらのレビューと比較したいと思います。
ただし今回はプレシェーブ無しでソープも抗炎症剤ゼロ、アフターシェーブも同様な組み合わせなので、そのあたり専用ソープを使用すると問題ない気もします。
高品質とは言えませんが、価格に見合っているのではないかと思います。GilleetePlutinumは倍の値段なのでそのあたりを考慮して、プロラソあたりの抗炎症剤がキッチリ効いているシェービングソープを併用するなら充分実用になると思います。ただ他の同価格帯の候補としてDORCOが挙げられるので、それと比較するとやや肌への負担が大きい気がします。切れ味は少しDORCOが上だった気がするので、全く同じレベルとはいいませんが。
そのDORCOも初日はやや肌への当たりがきつかったので、Sharkも二日目からに注目したいと思います。
2日目
初日のシェービング後、しばらく弱いヒリヒリ感が続きました。もちろんアフターシェーブの化粧品や、ワセリンのクリームなどで対処はしましたが余り爽快な感じはしませんでした。剃れ方自体はキレイにシェービング出来ていました。でも他の替え刃も初日だけ具合が悪いというのは何度か経験していますので二日目がどうか気になります。
さて、二日目。
切れ味自体に劣化はなく基本は2パスでほぼ剃りきれたので、剃り残しをスポットで刃を当てた感じです。ただ、BBS、所謂ベビーフェイスと呼ばれるつるっつるを目指すならばもう1パスくらい必要な感じでした。ここはマイルド刃なのでこんなもんでしょう。2パス+スポットの時点で見かけ上はキレイに剃れているのでここで止めました。
この時点で肌の調子はまあまあ爽快です。これ以上追い込むと昨日同様ヒリヒリしているかもしれません。
肌が敏感肌ではなく、かつ抗炎症作用のあるソープを使用する場合、切れ味は実用的だと思います。価格対比で考えても好んで使用する方が多いのも解る気がします。元々カートリッジ式と比較するとどの替え刃も低価格なので、ある程度は良い刃を使いたいという方には他に選択肢があるような気もしました。
対して敏感肌の方にはちょっと肌への刺激がキツい気もします。同じブランドにしてもクロームやプラチナコーティングの製品だと様子が変わるかも知れないので、プラチナ版はこのレビュー後に試してみます。
酷いとまでは言いませんが、ある程度雑さが残る替刃という印象です。
3日目
今回の切れ味は「良い」と判断できるものでした。一般的にはもうすこし切れ味が刺激的な替刃が好まれると思いますが、肌への負担を重視する自分にとってはこれくらいが適当です。2パス後の剃り残し部分のタッチアップを含めて全体的な反り上がりは許容範囲でした。初日、二日目に感じた雑さが取れて、適度に丸くなっている印象です。
仕上がりは、何もかも切り落とす完璧なBBSという切れ方ではないですが、肌への負担を考えた実使用を考えるとこれくらいの切れ方で良いと自分は考えています。
何度も同じことを書いて申し訳ないですが、今回も抗炎症剤入のソープ類は使用していません。シェービング後の保湿は化粧水とワセリンクリームで処理しています。なのでケアは保湿対応だけです。この程度の火照り具合ならば、他の刃でもなりますので数時間するとさっぱりしていることでしょう。
さてこの時点でこの替え刃が「おすすめ」かと聞かれれば微妙です。
価格の面では確かにリーズナブルですが、日に日に変わる替刃の表情がイマイチ掴みにくい印象です。自分であれば同じく価格も含めてDORCOを推したいと思いますが、世の中はSharkを推す人が多いです。
これはLoadという親会社と知名度の差のような気がします。DORCOは買えはしますが進んで買う人は少ないと思います。それとアジアのメーカーは日本製以外は低く見られているのもあるかもしれないですね。
そんな感じで自分がこれを買うとするならセールで安くなっていたら買ってもいいかな?的なポジションです。
普通ならAmazon.jpで販売されている替刃は基本的には割高なので、海外の通販でソープを買うついでに替刃も買うというやりかたで替刃は購入しています。ただDORCOはAliexpressで送料無料で買えるんですよね。価格もSharkと同じくらいです。だったらそっちを買うかな?という気分です。
なので欧米ではいざしらず、日本ではあまり買うメリットが無いような気がするんですよね。
4日目
昨日のシェービング後、肌の状態はまあまあ快適で感想としては悪くなかったです。実用的には問題ない範囲ですが剃り残しがありました。切り取りきれて無かったようです。
さて4日目、肌への負担は最小限になりましたが数回ストロークしないと剃れない部分が出るようになりました。自分的にはものぐさなので1週間位引っ張ってもいいのですが、レビューとしてはここで終了じゃないかと思います。劣化は結構早いですね。ASTRAにしてもGillettePlatinumにしても4日あたりだとまだ切れ味は余力を感じていたので寿命は早いみたいです。
シェービング後の肌への負担は良好でした。使用回数ごとに肌への負担が増える替刃は多いですが、Sharkの場合は使用する度に肌への負担は減りました。 実用を考えた場合、使い始めの状態が良いならば数回使用して廃棄すればいいですが、後半に行くほど状態が良くなる替刃と言うのは使いやすいのか悪いのか。
レビュー後感想
人気がある替刃なので多少期待していたんですが、言うほどでも無かったです。手に入りやすい替刃という括りで見た場合はまあまあと言ったところでしょうか。初日の雑さが目立って、これがレビューでなければ初日に使用を中止していたかも知れません。2日目以降は使えるレベルまで大人しくなったので評価が上がりましたが、やっぱり色々雑な作りが目立ちました。希望としては低価格で肌に負担が少ないマイルド刃を探していますが今回はその条件では不採用です。
この替え刃はコーティングがされていないバージョンなので、次回からプラチナコーティングされているSharkをレビューしてみたいと思います。プラチナコーティングされているので初日の雑さがカバーされているのではと期待したいと思います。
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