知名度は低いけど性能は低くない
【使用アイテム】
holder: Merkur 33C(head) + Maggerd Razors(handle) ※切れ味はMerkur 34C相当
blade: Zorrik Super Stainless
soap: Art of shaving Lavender etc.
brush: Razorock Synthetic 24mm etc.
preshave-soap: None
after-shave: Taconic shave after shave balm etc.
DORCOのライバル? Zorrick Super Stainless
最近はすっかりDorco ST-301に満足して替刃のレビューをサボってました。なにしろ低価格でASTRAとそんなに大差ない剃り味ができるので、もうこれでいいやと言う気分だったのです。 手持ちの在庫が他のも潤沢にあったので、そこまで焦って新しいブランドを買ってませんでした。
そんな訳で先日大量に購入したサンプルも放置状態になっていて、新しく試す事もなく放置してました。 サンプルの残りも、いつまでも放おって置くと片付かないのでボチボチ使い始めたところだったんですが、どうやら当たりを引いたみたいなのでブログ更新です。
このZorrik、たま~に国内のマニアの動画で見たことあったのですが、海外のユーザーが使っているのは見たことなかったです。インドのグジャラートで生産されています。
価格:Zorrick Super Stainless 2023年12月18日時点で129円(RazorBladeClub調べ)です。
【切れ味はASTRAと同等】
さて使用感です。 ASTRA、DORCOと同等という印象です。 初回の使用で「お、DORCOに似てる」、2回目の使用で切れ味が上がり、滑らかさも感じました。
特性の掴みやすい素直な替刃と言う印象です。それに5枚入りで130円というのもなかなか優秀です。 ステンレス製の替刃は材質が硬いようで、切れ味の劣化もなめらか。総じてDORCO ST-301に似ている印象でした。同じくZorrikブランドでPlatinumタイプもあるのですが、それが無くてもシャープさは感じられました。
もしDORCO ST-301があれほど低価格で無かったら、これを使ってると思います。
両刃カミソリ本体は、メルクール34C相当のスケルトン構成を最近はよく使います。Edwinjager DE89やミューレR89よりは少し刃の当たりを感じられる切れ味です。少なくともこのスケルトン構成とZorrikはお似合いの組み合わせです。インド産の他の替刃のように、がっつんがっつん切れ味が落ちないところもなかなか好印象です。 寿命ですが、自分は3、4回で廃棄して次の替刃に移行します。頑張ればもうちょっと行けそうな感じの余力がありました。まあでも4回くらいかな?的な使用感です。価格を考えると悪くないかな。
古ぼけたパッケージデザインに高級感があまり感じられない包装ですが、思った以上にしっかり剃れるのでかなり印象を良くしました。DORCOが、ダイソーで10枚入りで110円にて販売されているので、このリーズナブルさを超えるのはなかなか難しくはあるのですが、どマイナーなブランドを使用して通ぶったり(笑)したい場合はいいんじゃないかと思います。
そもそもDORCOがダイソーさんの企業努力のせいで、世界でもあの価格で手に入るのは日本だけという位にバーゲン価格で販売されているのが驚きなのです。テフロンコートつきでプラチナコーディングまでされている替刃がそもそも100円で売ってるのが悪いのです。大変助かってます、ありがとうございます。
まあ、DORCOの話は置いとくとしまして、個人的にはこの替刃、ASTRAが好きな人はまず気に入ると思います。
どっちかというとこっちのほうが肌に負担が少ないような気がしています。強烈な肌への負担も無いですし、価格がとにかく安いのは大歓迎です。2~3回使用したら廃棄というスタイルの人にはベストな気がします。
4回めくらいになると流石に切れ味が落ちますが価格が安いので交換してカバーすればいいと思います。
最近感じていることなんですが、自分は基本海外のコミュニティで情報を漁ってそこでの人気度順に色々と製品を購入してます。
ただ最近は海外のユーザーのアンテナの張り具合も大したこと無いんじゃないかと思い始めています。
見落としが多いです。
DORCO ST-301にしても、今回のZorrikの替刃にしてもかなり優秀な替刃です。DORCOに限っては海外で購入する場合は日本のようなバーゲン価格では入手できないので仕方ないししても、今回のZorrikはそれは当てはまりません。
ASTRAの替刃が絶大な人気がありますが、こっちは同等の切れ味で価格はかなり安いです。 BIC CHROME PLUTINUMの時も感じましたが、どうやら皆さん「ロシアの替刃」の洗脳を受け過ぎな気がします。
これは自分の主観としての意見ですが、ロシアがああ言う状態になってますので、海外ユーザーはロシア替刃の品質の低下と在庫不安で阿鼻叫喚の声が上がってます。
ですがロシア以外でも丁寧に探せば切れ味の鋭い替刃も中くらいの切れ味の替刃も、寿命が長い替刃も代替品はありました。新しいホルダーにはすぐに飛びつくのに、このあたりはリサーチしてないのかな。
それと、Youtubeなどを見ていると、海外の人であってもソープの泡の立て方や3パスシェービングが下手な人が多かったりします。ひげ剃り時、同じ場所を何度もストロークするのは禁じ手なのですが、何回も往復させている人は結構いるし、ソープジャーからのローディングもブラシに水分をたっぷり付けてジャーの上で泡立てていたりします。だったらシェービング・ボウルは要らないじゃんってなります。
考えてみると経験年数が1,2年の人でも動画をアップすることは可能ですからね。
Youtuberさんなんかも、両刃カミソリに於いて、同じ製品を数年単位で使い続ける人もあんまり居ないような気がします。確かに物欲を掻き立てられるので、新しいアイテムは自分も欲しいですが、一定のレベルの製品であればひげ剃りが出来ないと言うことはないと思いますし、そんなに頻繁に交換していると、本来の性能を引き出せていないのではないかと感じたりもします。
今回のZorrikの替刃、DORCOが定番化してたのですが実は割りと気に入ってます。DORCO味気ないパッケージよりインドっぽくてこっちのデザインのほうが好きだからです。完全に主観ですが・・・
インドって替刃もホルダーも結構出てるんですよね。最近のGDPの伸び率も世界有数ですし、これからはロシアの時代が終わってインド産が伸びるかもしれない。中国製と比較すると製品の質もいいし、期待していたりします。
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